金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設の関口俊男准教授らの研究グループは、カタユウレイボヤ(Ciona intestinalis type A)のコレシストキニン/ガストリン様のペプチドcioninの中枢神経系における詳細な局在と、cioninの受容体がコリン作動性神経に発現していることを突き止めました。ホヤではコリン作動神経が体壁筋や鰓の線毛の運動を調節しているためcioninが中枢神経でコリン作動性神経を介して抹消の運動を調節している可能性が示されました。

雑誌名：Scientific Reports
https://www.nature.com/articles/s41598-024-55908-7
論文名：Distribution of cionin, a cholecystokinin/gastrin family peptide, and its receptor in the central nervous system of Ciona intestinalis type A
発表者名：Shiho Taniguchi, Satoshi Nakayama, Rin Iguchi, Yasunori Sasakura, Honoo Satake, Shuichi Wada, Nobuo Suzuki, Michio Ogasawara, Toshio Sekiguchi