自然科学研究科博士前期課程(海洋環境領域)佐藤将之さんが筆頭著者 の論文が国際誌に掲載されました。

自然科学研究科博士前期課程(海洋環境領域)佐藤将之さんが筆頭著者 の論文が、Comparative Biochemistry and Physiology Part C: Toxicology & Pharmacologyに掲載されました。

虫歯予防のフッ素を高濃度で魚に投与すると、骨を壊す細 胞(破骨細胞)が活性化して、血液中のカルシウム濃度が上昇することを明らかにし ました。オキアミに海水中のフッ素が濃縮され、そのオキアミを食べたブリが骨代謝 異常を示すことから、魚類の骨代謝に対するフッ素の影響を調べた結果、フッ素が RANK-RANKLシステムを介して破骨細胞を活性化していることを初めて明らかにした論文です。

なお、この研究は、インド(ゴラクプール大学)とベトナム(カントー大 学)との国際共同研究(環日本海域環境研究センターとの共同研究)で実施し ました。