研究トピックス:北海道南西部・大沼の過去350年間の湖底堆積物を解析(長尾誠也教授、落合伸也助教)

当センターの落合伸也助教および長尾誠也教授は,岐阜大学,北海道教育大学,岐阜聖徳学園大学との共同研究グループに参加し,北海道南西部の大沼の湖底堆積物と水質の調査を行った結果から,北海道駒ヶ岳の1640年以降における噴火活動の歴史を克明に記録していることを明らかにしました。また,大沼の湖底堆積物にはマンガンに富む律動的な縞状構造が認められ,その形成は夏のアジアモンスーンの降水強度を反映しており,1640年以降の北海道の夏の気候は大陸性の夏のアジアモンスーンの影響を強く受けてきたことを明らかにしました。

金沢大学HP(日本語