第51回環日セミナーを開催しました。

〔第51回環日セミナー〕

日時:2020年7月21日(火)17:30~19:00
場所:金沢大学角間キャンパス自然科学系図書館棟G1階 G15会議室

セミナー内容  (セミナー概要

1.コツブムシ科等脚類 (甲殻亜門: フクロエビ上目) の生活史と種内行動/Life history and intraspecific behavior in sphaeromatid isopods (Crustacea: Peracarida)

中町 健(環日本海域環境研究センター臨海実験施設・技術補佐員)

Takeru Nakamachi (Noto Marine Laboratory, Institute of Nature and Environmental Technology, Kanazawa University)

 

潮間帯から潮下帯に住む等脚類2種が、フジツボの殻の中で種内行動を行うことを明らかにした。ニホンコツブムシという種では、オスが摩擦音を出すことを発見した。音はほかのオスを威嚇する機能を持つと考えられた。シリケンウミセミという種では、オスだけが背中にツノ状突起を持ち、それを武器とすることを明らかにした。