共同利用施設

能登大気観測スーパーサイト

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 能登半島は東アジアからのエアロゾルの特徴を研究するのにうってつけの場所であり,質の高い試料やデータが得られる条件がそろっている。このような地の利を持つ能登半島を「天然の環境センター」にみたて,その先端の輪島と珠洲に大気観測の拠点「能登大気観測スーパーサイト」を設け,国際共同観測研究を続けている。

臨海実験施設

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 教育関係共同利用拠点の中心施設であり,実習用の小型船舶や宿泊棟も整備されている。独創的な研究にもとづく環境学の現場教育として,金沢大学の臨海実習がここで実施されるほか,全国の国公立大学・私立大学の臨海実習も行なわれている。そのための分子レベルからフィールドレベルまでの実習設備が整っている。

附属植物園

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 角間キャンパス内にあり,管理棟・温室・実験圃場・里山ゾーン72haからなる。学生実習用の植物の栽培,種子の保存・交換(世界70機関),植物・農作物の栽培実験などを行っている。里山ゾーンや実験圃場を活用した産官学共同研究を進めている。

低レベル放射能実験施設

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 石川県能美市の丘陵にある当実験施設は,金沢大学の学生の実習及び研究活動が実施されるほか,旧尾小屋鉱山に構築した極微量放射能測定システムを利用した全国の大学・研究機関との共同研究も行っている。

尾小屋地下実験室

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 高効率かつ極バックグラウンド仕様のガンマ線測定装置(Ge半導体検出器)18台を備えた世界トップクラスの微弱放射能測定ができる研究施設(OUL: Ogoya Underground Laboratory)である。宇宙線や岩石など周辺環境からの放射線の影響を防ぎ,測定試料に起因する微弱放射能を測定するために,石川県小松市にある旧尾小屋鉱山廃坑トンネルを活用した。このトンネルは,岩石中の放射能が比較的低く,また,自然換気により空気中の放射能も低いという特徴がある。さらに,金沢城の建物解体時に廃棄された古い鉛瓦を遮蔽材として再利用することによって,スーパーカミオカンデのある東大宇宙線研究所などの地下1000mより深い測定室にひけを取らない微量の放射能測定が可能になった。