〔第40回環日セミナー〕

日時:2019年4月16日(火)17:30~19:00

開催場所:金沢大学角間キャンパス自然科学系図書館棟G1階 特別会議室

セミナー内容  (セミナー概要

1.赤トンボはなぜ減ったのか? ―水田における育苗箱施用殺虫剤が個体群減少に与える因果的効果の評価
  国立環境研究所 環境リスク・健康研究センター  中西 康介

アキアカネは水田で繁殖する赤トンボの代表であり、田園風景を象徴する生物であった。しかし1990年代に、日本各地で激減したといわれている。本発表では、その主要因として疑われているネオニコチノイド系やフェニルピラゾール系などの育苗箱施用殺虫剤がアキアカネ激減に与えた因果的影響についての評価結果を報告する。

 

2.重金属の生態リスク評価と管理:重金属に対する底生動物群集の応答の評価と不確実性に頑健な対策の選定
  国立環境研究所 環境リスク・健康研究センター  横溝 裕行

重金属や化学物質が生態系に与える影響の大きさを評価し、適切に管理することは重要である。本発表では、事業所から排出される重金属が生物に与える影響と、対策による濃度の低減効果に関する二つの不確実性に対して頑健な対策の選定と、統計的因果推論による重金属が底生動物群集に与える因果効果の推定を行った研究を紹介する。