大気環境領域の唐准教授は中国北京の大気中多環芳香族炭化水素類化合物を連続観測し,その成果がAtmospheric Environment誌Volume152に掲載されました。

 

多環芳香族炭化水素(PAHs)及びニトロ多環芳香族炭化水素(NPAHs)の多くは発がん性/変異原性を有する。本研究では,中国の首都である北京において,大気中9種のPAHsと5種のNPAHsの濃度を2004年から2010年にかけて調査した。その結果,大気中PAHs濃度が季節に因らず年々減少し,北京市の大気汚染対策の効果が現れたことを示唆した。しかし,大気中NPAHs濃度は冬暖房期のみに減少した。NPAHsを多く排出する自動車の保有台数の増加が主要因だと考えられた。

雑誌名:Atmospheric Environment
論文名:Atmospheric behaviors of particulate-bound polycyclic aromatic hydrocarbons and nitropolycyclic aromatic hydrocarbons in Beijing, China from 2004 to 2010
発表者名:Tang, N., Suzuki, G., Morisaki, H., Tokuda, T., Yang, X., Zhao, L., Lin, J., Kameda, T., Toriba, A., Hayakawa, K.