井上 睦夫(いのうえ むつお)INOUE Mutsuo

環日本海域環境研究センター・統合環境領域 准教授

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【2019年7月19日更新】

専門分野

海洋化学

研究内容

複数の放射性核種をトレーサーとした日本海の物質循環の解明

化学処理法の確立,低バックグラウンドγ線測定法の適用により,従来の1/10から1/100 (10-50 L) の海水量で,供給源,半減期および地球化学的挙動の異なる複数の放射性核種 (溶存性の226Ra,228Ra,137Cs,134Cs,7Be,粒子吸着性の228Th,234Th,210Pb) の同時測定を可能とした。これら核種の空間分布に注目することにより,日本海,さらにその出入口に位置するオホーツク海,東シナ海の三縁海における物質循環を明らかにする。

略歴